
子どもが4歳を迎える少し前、私は離婚を決断しました。
理由はひとつではなく、日々の小さな不満や違和感が積み重なっていった結果です。
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パートから正社員、そしてワーママへ
結婚・妊娠を経て、私はパートで働いていました。
産後8ヶ月からは、子連れ登園できる保育園に子どもを預け、扶養内パートとして勤務。
しかし、生活のことを考えるとそれだけではやっていけない。
子どもが1歳を過ぎた頃、正社員としてフルタイム勤務に切り替え、
いわゆる「ワーママ」として走り出しました。
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それでも変わらなかった夫の姿勢
私がパートからフルタイムへ転身しても、家事や育児の分担は変わりませんでした。
帰宅時間はほとんど同じなのに、私がご飯や片付け、子どものお世話に追われている間、夫はソファでスマホ。
子どもと本気で遊んでくれることもなく、休日に公園やお出かけをしても、
全力で子どもと向き合うのは結局いつも私。
一緒に子育てをしている、という感覚は得られませんでした。
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義母からの借金が明らかになった時
そんな中、夫が義母から内緒でお金を借りて遊んでいたことが発覚しました。
「家族のため」ではなく「自分の楽しみのため」だったことが、
私にとって大きな裏切りとなり、心の中に深い溝が生まれました。
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「旦那さんのいいところは?」と聞かれて
ある日、会社の同僚に夫の愚痴を話していた時のこと。
「旦那さんのいいところは?」と聞かれ、私は何も答えられませんでした。
やっと絞り出せたのは、
義実家に帰省するときに6時間の運転を嫌な顔せずしてくれること。
でも、それを口にした瞬間、同僚から返ってきた言葉は――
「それって、当たり前すぎない?」
ハッとしました。
そのとき初めて、自分の中にもう“愛”が残っていないことに気づいたのです。
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我慢はもう限界だった
与えても返ってこない関係。
ギブアンドテイクが成立しないまま、我慢だけを重ねていた私。
義母からの借金を知ったあの日から、
心の奥で少しずつ壊れ始めていたものが、とうとう完全に壊れてしまいました。
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そして離婚へ
私たち夫婦は、もう一緒に歩んでいけない。
そう確信し、離婚という選択をしました。
決して簡単な決断ではありませんでした。
けれど今は「一人で頑張る」のではなく「子どもと一緒に歩んでいく」
未来に向けて進んでいこうと思っています。

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